最高の体調
約2日で読み切りました。
「最高の体調」いい本でした。
しかし、前回の読書記録から数日がたっているのにお気づきでしょうか。
そう、前回の読書から今回にかけて実はもう一冊読み始めていたのだ。
しかし、挫折いたしました。
「愛のうそまこと」‼ 小説さ‼!
正直合わなかった。つまらない。
少々前に話題だった「夜の街」の話だが、全然話に入っていけずに1/4程読んでリタイア。
つまらない本をいやいや読み進めようとするとストレスが溜まるし、本を読みたくなくなるので次の本へ。
今回読んだ「最高の体調」はいつも読んでいる系の話で読みやすく、またかなりの情報量だったので、多くの人におすすめできる本です。
この本の基本的な構造としては過去と現在の対比で進められていく。そして各章の最後には実践として、日常生活に落とし込みやすくまとめてくれている。
過去と言ってもかなり昔で、狩猟をしていたころ。そして現在はまさしく今。
今現在多くの人がストレス等を抱えているが、それは過去にはなったもので、いわば「文明病」だと。
そして文明病は3パターンに分けられるそう。
「多すぎる」「少なすぎる」「新しすぎる」の3つ。
具体例を挙げれば、肥満が現代になって増えてきたのも摂取カロリーが「多すぎる」せいであるそう。
ちなみに1950年代の肥満率は10%を下回るが、2010年代では35%まで跳ね上がり、1890年代までさかのぼれば、相撲取りの小結ぐらいの体型でも見世物小屋で働かされたとの記録があるそう。
また、自然との関わり合いが「少なすぎる」ことで、アレルギーやうつ病のリスクがあがること、スマートフォン等「新しすぎる」ものによって、便利な反面集中力を失うことも。
この本は過去というよりも古代にはなかったモノによって現代の我々は炎症を起こしており、それらを解決するための方法が多く記されている本である。
多方面の問題、詰まるところ生活上起こりうる問題に対して解決策とともに書かれているので、何か「文明病」と思われる症状がある方や、集中力がない方、肥満気味な方等、すべての人におすすめの1冊。
ここからは中でも僕が気になった箇所を少し書き記す。
まずは、体を健康に、心を幸福にしてくれるのは「良い人間関係」であるということ。
当たり前のようであるが、本当に大切なことであり、なかなか難しい問題でもあると思う。
しかし、良い人間関係は様々なメリットを与えてくれる。
ウソのようにも思えるが、寿命が延び、人間関係が悪い人に比べ3倍を仕事で成功しやすく、年収も高い傾向があるらしい。
寿命やお金のために人と仲良くするわけではないが、良質な人間関係は築いていきたいと改めて思った。
この僕が金やちやほやされるために良い人間関係を築いていると思っていたのかァーッ‼
そして、面白いことに人間の脳は人間関係を作ることが苦手なのだそう。
1回につき5人前後としか親密な人間関係は築けないというわけだ。
家族、友人、趣味友、職場の人等、身近にいる5人前後との関係を深め、良好な関係を築くことでwin-winになる。
また、ここでも大事だと言われていたことの一つに瞑想があった。
前回紹介した瞑想のほかに、これもまた僕は普段から行っているが、「ながら瞑想」がある。
これは、食べながらや歯を磨きながら、掃除をしながら等日常の生活においていつでも出来る瞑想方法。
やり方は簡単で、その時に行っていることに神経を集中させるだけ。
例えば食事の際に行うなら「マインドフルイーティング」というのだが、
1 すべての感覚を料理に集中させる(スマホを見たりしない)
2 よく噛み、5感をフルに使って良く味わう
たったこれだけ!
簡単なようだけど、ちょっと難しい。
しかし「マインドフルに食事をする人は体脂肪が少ない」という研究結果も出ているのでやってみる価値はある。
くわしいやり方はぜひ調べてやってみてほしい。
このやり方を応用して、歯を磨いたり、掃除など家事をしてみると普段の家事の時間がより効果的な時間になるだろう。
僕はお皿を洗うときなんかによく取り入れている。
こんな感じで各種方面の問題に向けて様々な解決策を提示してくれるこの本は、何かに行き詰ったときや、よりよい暮らしを送りたい人にとてもおすすめの一冊。
ちなみに、自分のマインドフルネス能力がどれくらいあるのか知りたいと思いませんか?
この本にはマインドフルネス度がどれくらいなのか簡単な設問に答えるだけで分かるコーナーが用意されている。
設問は15問。それぞれの問いに対して、1〜6の6段階の評価で答える。
答え終わったら、1段階なら1点、6段階なら6点と言った具合で、答えたポイントを足して、15で割る。
簡単に言えば15問分の平均ポイントを出す!
やってみよう
6段階評価
1: ほとんど常にある
2: とても頻繁にある
3: やや頻繁にある
4: あまりない
5: めったにない
6: ほとんど全くない
設問
1. その時の感情に後から気づくことがある
2. 不注意や考え事が原因でモノを壊したりこぼしたりする
3. 今の状況に集中できないと思うことがある
4. 過程を重視せず、目標に辿り着くために急ぎがちである
5. 本当に気になるまで、身体的な緊張や身体の違和感に気づかないことがある
6. 初めて聞く人の名前をすぐに忘れがちである
7. 自分のしていることをそれほど意識せず、自動的に何かをしているように感じることがある
8. きちんと注意を払わずに、急いで活動しがちである
9. 達成したいゴールの目が向き、今そのためにしていることには意識が向かなかなることがある
10. 自分のしていることを意識せずに、機械的に仕事や作業をしている
11. 何かをしながらも、同時に他人の会話に聞き耳を立てていることがある
12. 無意識のうちにどこかに向かっていて、あとから考えるとどうやってそこにたどり着いたか思い出せないことがある
13. 気がつくと未来や過去のことで頭がいっぱいになっている
14. 気がつくと注意を払わずに物事に取り組んでいる
15. 気付いたら間食をしていることがある
答えは出たかな?
3.84ポイント前後なら平均的なマインドフルネス度
3.95ポイント前後なら平均よりも上のマインドフルネス度
4.38ポイント前後ならかなり上のマインドフルネス度
みんなはどのくらいのレベルだったかな?
僕は4.06ポイントでした!微妙だね‼︎
もっとマインドフルネスを行なって、ポイントを上げていきたい。
みんなも今のポイントを覚えておいて、瞑想を生活に取り入れて、また後日この設問に答えてみてほしい。きっとポイントが上がっているはず‼︎
今回から何となく★の数でおすすめ度を書いてみたくなったので、書いてみます。
★は5段評価で、最低が1の★☆☆☆☆、最大で5の★★★★★ということにします。
「愛のうそまこと」★☆☆☆☆ 星1つ
僕には合わなかった。ちょっと気持ち悪かった。
「最高の体調」 ★★★★★ 星5つ
多くの人におすすめできる1冊。