僕の日記blog

僕のほぼ日記。過去の出来事や思ったことなど気ままに書いてます。各所に何かのパロディーを詰めたユーモアのある日記のはず。

ヒロムと間違えられた話

僕の名前はどう頑張ってもヒロムにはならないが、確かにそう聞こえた。3回以上は呼ばれたので間違いない。

 

精神的疲労は何もせずとも得られるが、肉体的疲労はデスクに居るだけでは得られない。最近は歳のせいだろうか眠れない。寝付けない訳ではなく朝4時とかに目が覚める。ここ最近は6時には起き、ジムで運動している。運動をして肉体的に疲労するとよく眠れるようになる。よく眠れると精神的疲労も肉体的疲労も回復する。理想は「ほとんど朝まで熟睡さ… 赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに 朝 目を覚ませるんだ…」の状態。

 

ランニングやウォーキングもかなり自分には合っている。動的瞑想によって精神的疲労を癒しつつ、よく眠れるようにする。自分の中のモヤモヤした考えをしっかりとまとめられるそんな時間が好き。

 

サウナもいい。定期的にサウナに行っては自分と対話を重ねる。自分の進むべき道とやりたいことと。

 

行きつけのスーパー銭湯のサウナが好きなのでよく行くのだが、いつものように身体を洗い温泉に浸かろうとした時に声をかけられた。初めは誰かが誰かを呼んでいるのだろうと思ったが、その矛先は僕に向かっていた。

 

「…ロム…ヒロム!おい、ヒロムッ!」

 

声のする方を見ると、熱い眼差しを向けている男と目が合った。歳は僕よりも若いように見えた。2〜5歳くらい歳下だろうか。そして知らない顔である。散々大声を上げられたせいで他の客の視線も僕に集まっているのが分かる。「ヒロムってやつ無視して酷いやつだな」とか「ヒロム耳遠いな」と思われたかもしれないが、僕は断じてヒロムではない。目の合った男は僕に「おい、ヒロム〜!」と親しげに話しかけてきたが、僕は首を傾げ無視してお湯に浸かった。

 

お湯に入りながら、無視したのは悪かったかなとも思った。出来ればもう関わりたくないのだが、次間違えられたら人違いですよと謝ろうと思った。

 

すると男は僕の入っている浴槽に来てかなりの至近距離で僕をまじまじと見てきた。僕は気がついていないふりをして温泉の効能が書かれているボードをまじまじと見てやり過ごす。すると男は「違うか」と独りごちて去っていった。

 

男が去ってからしばらくし、僕も湯船から出てサウナに入る。なるほどリラックスしに来てもこういった気苦労があるのか。ヒロムってどんな奴だったのだろうか等と思いながらサウナを堪能し、水風呂に入る。身体が冷えてきたら外へ出て外気浴をする。空には星が見えた。