僕の日記blog

僕のほぼ日記。過去の出来事や思ったことなど気ままに書いてます。各所に何かのパロディーを詰めたユーモアのある日記のはず。

初めてのスパルタンレース

2022年2月19日 茨城県こもれび森のイバライドで行われたスパルタンレースに

初めて出場し、無事完走しました。

 

まずは感想を。

最高に楽しかった!

 

楽しかったという言葉に尽きる。正直辛いこともあったけれども、痛みや苦しみが生きている実感を与えてくれているようで、達成感もひとしお。

 

ここからは、レースに関して綴ろうと思う。今後、参加に至った経緯や持ち物などレース外の話も綴れればと思うので、よろしくお願いします。

 

今回参加したレースはSprintと言ったもので、5㎞のコースの中に20の障害物があるレース。これはスパルタンレースの3つの主要レースの中ではビギナーにちょうどいいレースである。

他にSuper(10㎞、25の障害物)Beast(21㎞、30の障害物)がある。

 

レースの中でも3つのカテゴリーに分かれており、賞金の出る「エリート」

年齢別に競う「エイジ」、誰でも参加でき、チームも作れる「オープン」とある。

 

今回はオープンカテゴリーでチームで参加した。

スパルタンレースでは、障害物をクリアできないとバーピーを30回こなさなければいけないのだが、チームで参加すればその回数をシェアできるのだ。

今回は3人1チームで参加。目指すは完走!

 

いよいよスタート。

スタート前に問われる「Who am I?」

「I’m Spartan!」

 

「What is your profession?」
「Aroo!Aroo!Aroo!」

と独特の掛け声とともにスタート!

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少し走り、最初の障害物

【O-U-T】

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4ftほどの壁が3枚連続で配置されており、1枚目は飛び越え、2枚目は下をくぐり、3枚目は壁の真ん中に開いた穴をくぐる。

最初の障害物にふさわしい簡単な内容。

 

 

次の障害物は

【6ft Wall】

1ftはおおよそ30㎝なので、約180㎝の壁を乗り越えなければならない。

少し助走をつけ、壁に向かってジャンプ。そこからは腕の力を使い登りきる。

腕の力で這い上がるときに思い出した。辰巳のプールと同じだと。水深が深く、足がつかないプールから這い上がる感覚に似ていた。

登りきって思ったのは、高さ180㎝から降りるのが少し怖いということ。飛び降りてみれば大したことはないのだが、少しビビった。

 

【4ft Wall】

120㎝程の壁。6ftがクリアできたので楽勝。

 

【Box Jump】

高さ60㎝程の台に飛び乗り降りる動作を(確か)15回繰り返す。

疲れはするがこれも楽勝。しかし、心拍数はかなり上がった。

 

【Inverted Wall】

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最初の難関。135°程の傾きがある壁を乗り越える。135°はつまるところ45°こちらに倒れているので、壁というより崖?天井?

ヒードランのように壁を這い乗り越える。

チームメイトのヅケちゃんはなかなか登りきれなかったが、あきらめずに頑張り見事乗り越えた。

 

【Spear Throw】

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槍投げです。5mほど先の的に槍を投げる。チャンスは一度切り。的に刺さらなければ

バーピー。

 

狙いすました雷光の如き突きが一閃!

 

ミス!的にダメージを与えられない。

 

 

他の二人もクリアできず、3人そろって初バーピーです。

30回。なかなかに厳しい。

誰もが一度はやったことがあるとは思うが一応説明をすると、

立った状態からスタート。しゃがみこんで、腕立て伏せの恰好、腕立て伏せを一回、

腕の位置に脚を引き寄せジャンプ。

これを30回繰り返す。終わった後はふらふら。

 

【Hardles】

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ふらふら状態からのハードル。高さ160㎝程の角材で出来たハードルを乗り越える。

腕の力で登る。かっこよく超えたいが、それも出来ず、豚の丸焼きのような恰好になりながら反対側へ体をもっていく。その際に角材が腹に刺さるので痛い。

3本のハードルがあるので、同じようにクリアする。

Wallと違って乗り越える時に壁を蹴れないのでバランス力も必要である。

 

【Atlas Carry】

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最初のパワー系種目。約50kg(女性は35kg)の鉄球を持って5mほど先のフラッグを回って帰ってくる種目。

きつい。地面に落ちている掴みどころのない鉄球を持ちあげるのに一苦労する。

正座をし、太ももの上に鉄球を乗せ、がっちりと腕でホールドし立ち上がるとやり易かった。

ヅケちゃんはこの種目をクリアできずバーピー。チームなので、3人で仲良くシェアし、1人10回ずつでクリア。

 

【Sand Bag Carry】

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約27.2kgのサンドバッグを担ぎかなりの距離を歩く種目。連続でのcarry系は腕に来る。サンドバッグなので肩に乗せてあげると何となく肩の形にしなるので極力肩に乗せ、腕を休ませてあげつつ歩き続ける。淡々と歩く。

京都まで歩いた日々の静岡あたりのバイパスを思い出した。

 

【Monkey Bar】

雲梯。10本くらい?のバーをお猿さんのように進みゴールのベルを鳴らす種目。

チームの他のメンバーは1本目あたりで脱落。

握力に自信もなく雲梯は苦手だが、頑張った。真ん中まで行ったが、そこで気付く。

次のバーまでの距離が今までの距離よりも遠いことに。握力は限界に近付いている。バーまでの距離があるということは、片腕だけで耐える時間が増えると言いうこと。且勢いが必要になる。考える暇はない。

 

届かなかった。落ちた。バーピー30回。

 

【Barbed Wire Crawl】

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有刺鉄線を匍匐前進で進む種目。なかなかの距離を匍匐前進で進むので疲れた。第三ほふくか第四ほふくで進む。まだ少し雪が残っている個所もあったせいで、地面はぬかるんでいた。泥は冷たく、濡れた服は気持ちが悪い。

しゅn君はこの種目が得意なようで何人も抜いていった。なぜか速かった。

 

【Multi Rig】

つり革の雲梯。ただでさえ握力はないので、こういった種目は苦手であるのに、ここまででかなり体力を消耗しているので一つ目のところで落下。

 

トリオで仲良くバーピー。30回のバーピーも自身の身体をじわじわと追い込んでいく。

 

【Hercules Hoist】

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40~50kgの重りを井戸の要領でてっぺんまで持ち上げる種目。

まずはヅケちゃんから。彼は踏ん張ったが、びくとも動かない。

次に僕が挑戦。頑張った。出しうる力を出し、持ち上げる。半分まで持ち上げたところから動けなくなった。腕に身体に力が入らない。あきらめざるを得なかった。

そしてしゅn君。「僕がクリアしてみんなのバーピーを軽減させてあげるよ」

かっこいいセリフを吐いた。今思えばフラグであるのは明白であるが、その時の彼の背中は妙に大きく見えた。

いろいろな方法を試して、結果としてはクリアできなかった。

 

【A Frame Cargo】

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ネットの張られた三角お山を登って降りる。簡単な障害物であるが、てっぺんまで来るとかなり高く少し怖かった。

 

【Rope Climb】

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ロープを登り一番上にあるベルを鳴らす種目。

出来る気がしない。

出来るはずもなく仲良くバーピー。

 

さっきからずっとバーピーしている気がする。さすがに疲れてきた。

全身運動のバーピーをするほど、障害物をクリアすればするほど、後半に来るほどに体力、筋力のパフォーマンスは落ちてくる。

 

【Z Wall】

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上から見るとZの形になっている壁についている出っ張りに手や足をかけ、横へスライドしていき、ゴールのベルを鳴らす種目。

近くでDJが生演奏してくれていたので、テンションはめちゃくちゃ上がった。

滑り落ちることもありそうなので、慎重に手の位置や足の位置を確認し進む。

無事にクリアできた。振り返るとヅケちゃんは地面に座り込んでいた。どうやら落ちたらしい。

しゅn君もクリアしたので、ヅケちゃんのバーピーを少しシェアした。

 

【Slip Wall】

45°くらいの斜面にロープが垂れており、それをつたって登る種目。周りを見ると走って登れるとことまで登り、限界点からロープを頼りにしているようだった。人によってはロープを使わずにクリアしていた。

見よう見まねでやってみる。案外ロープは無くてもいけそうであった。軽く走って登るだけで9割ほど行けたので、あとはロープを使ってクリア。

 

Bucket Carry】

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サンドバッグと同じ感じ。25kgほどのバケツ(蓋がされているのでドラム缶の様)を持ち上げ運ぶ種目。これもかなり歩く。そしてサンドバッグは柔らかかったが、バケツは固く、持ち方によってはエッジが体に突き刺さる。極力肩に乗せ、気合と根性で歩きぬける。

 

【Vertical Cargo】

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三角お山と同じネットが張られた3mほどの壁を登る種目。記念撮影スポットと化していたので、1枚パシャリ。

 

【Fire Jump】

ゴール前最後の障害物。燃え盛る炎をジャンプで乗り越える。乗り越えて10mも走ればゴールなので笑顔でジャンプ。

 

以上で無事20の種目をクリアしゴール。15/20クリアという戦績。

正直辛かったし、痛かったし苦しかったけど、楽しかった。

生きている実感がわいた。

 

完走したものにだけ贈られるメダルとFinisher Tシャツ。

メダルはめちゃくちゃ重くずっしりとしていた。

ペットボトルのキャップが開けられないくらいには身体を酷使し得たメダル。

大切にしたい。

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