ラミー2000 4色ボールペン
最高の4色ボールペンに出会いました。
LAMY2000 4色ボールペン!
4色ボールペンの中で1番好きかもしれない。そんなボールペン。
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僕は中学生の頃から文房具が好きで、今までさまざまな文房具を購入してきた。
文房具屋さんに売っているモノはシャーペンの芯から消しゴム、ボールペンまで全て買ったと言ってもいい。(冗談ではない)
大人になり段々と文房具を使う機会が減ってきたが、それでも使う機会はゼロではない。
僕はそこそこデジタルな人間だが、アナログな面も強い。
手書きは好きだし、どうせ書くならこだわりたい。
施工錯誤を重ね、自分の中でのスタメンが決まってきた。
最高のボールペン~ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル~ - 僕の日記blog
4色ボールペンは今まで[ピュアモルト5機能ペン]を使っていた。
これは高校合格祝いにと自分で自分に高校1年か2年の夏頃購入し、以来ずっと使い続けてきた。
グリップ部分が木軸で使うほどに愛着が湧くし、木の温もりを感じられる素敵なペン。インクはみんな大好きなジェットストリームなので、安定感は抜群。そして、シャーペンも付いているのもGOOD。
しかし、10年近く使えばペンもボロボロになる。
ペン先の塗装が剥げ、先端部が鉛筆のように見えるため、極太鉛筆だとか言われてしまう有様。木軸もツヤのある独特の雰囲気を出してくれはするが、元々マットな質感であった黒い軸も塗装が剥げ、テカテカに。
流石にボロボロで人前で使うのが躊躇われるので、僕は次なる4色ボールペンを探す旅に出た。
そして出会ったのが、[LAMY2000 4色ボールペン]。
人生で初めてとなる振り子式のボールペンで不安もあったが、
……本当に……「最高」…それしか言う言葉がみつからない…
という事で今回はLAMY2000 4色ボールペンの特徴やいいところや悪いところを書き記していきたい。
まずLAMY2000について。
そもそものLAMYとはドイツの老舗文具メーカーで、「西暦2000年になっても通用するデザインを作りたい」と言う思いから1966年にLAMY2000シリーズが登場した。
今回紹介する4色ボールペン以外にも、同シリーズに万年筆やシャーペンなどがある。
今日になっても古さを感じさせない美しいデザインはボールペンとしての完成形とも言えるだろう。
LAMY2000の特徴やいいところを順番に書いていく。
1・振り子式ボールペン
一般的な多色ボールペンは色ごとにノックボタンをスライドさせて出したい色を出すと思う。しかし振り子式はそうではなく、ペン軸の出したい色の部分を上に向けノックをするとその色が出てくるという仕組みになっている。そのためどの色を出すにあたってもノック部分は一つで済むので、多色ボールペン特有のゴツゴツ感がなくシンプルで美しい。たまに出したい色と違う色が出るので注意は必要。
LAMY2000は若干ノック時に金属の擦れるようなシャカシャカ音がするが、慣れると気にならない。
ペン上部にカラーが割り振られている。
黒を出した時。
青。
緑。ペン先でも色が分かるのでありがたい。
ノックした時。
通常時。
2・重さ
びっくりする程軽い。4色ボールペンとは思えない軽さで初めは驚いたが、軽いからこそ使っていても疲れない。4色ボールペン特有のゴツゴツ感を感じさせない優しい持ち心地。手で持った感覚で言うとシャーペンのSMASHと同じくらい。
僕のお気に入り同士のツーショット。
SMASHと一緒に。
3・見た目
そしてなんと言っても美しい。樹脂とステンレスのコンビネーション。ボディ全体にヘアライン加工といって髪の毛のような細い線が一直線に並んでいる加工が施されている。そのため、ステンレス部は金属の質感をはっきりと感じさせつつより高級感に溢れ、樹脂の部分も樹脂とは思えない重厚な表情になっている。
ヘアライン加工が施された事で全体的に光沢感が消え、落ち着きと高級感を演出してくれている。
また、ボディのなだらかな曲線も美しい。
ぱっと見では先軸の部分の結合部がわからない点も美しさを語る上では重要。
初見では4色ボールペンだと見抜けないようなシンプルかつ高級感あふれるデザインはデスクに置いておくだけでも気分が上がる。
なだらかな曲線でスマートさを感じさせる美しさ。
ステンレス部のヘアライン加工は落ち着いた輝きを放つ。
クリップ部分にもヘアライン加工が施されている。樹脂の部分も木軸のような重厚感。
先軸を外してみる。ここから芯を入れ替える。
写真はすでに緑以外アクロインキ。
どこが結合部か分からない。
4・値段
高い。高いから1年以上悩んだ。定価¥10,000(税抜)。
アマゾンだと半額くらいで買えるので、アマゾンで買った。(さっき見たら楽天の方が安い)
値段が半額近いので届くまで不安だったが、杞憂だった。
僕は↓から購入しました。
5・インク
インクはかすれがひどい。しかし、安心召されよ。4C規格のリフィルが使えるので僕は即座にアクロインキに交換した。お店に替芯を買いに行った時に緑だけ入手できなかったが、交換した芯はこんな感じ。
・BRFS-10EF–B:0.5 ブラック
・BRFS-10F–R:0.7 レッド
・BRFS-10F–L:0.7 ブルー
ブラックは少し細字がいいなと思ったので、0.5を購入。それ以外は0.7。
僕はアクロインキが好きだから4色ともアクロインキで揃えて今後は使っていきたい。
ジェットストリームでも同様のサイズのものがあるので、ジェットストリームが好きな方はSXR-200と交換するといいかも。
2点注意が必要なところはジェットストリームは緑色の替芯が商品として存在しないので、オールジェットストリームの夢は叶わない点とアクロインキの替芯は定価¥100/本(税抜)だが、ジェットストリームは定価¥200/本(税抜)と少し高額な点だ。
(ちなみにラミーの純正替芯は定価¥400)
左が純正。右がアクロインキ(緑不在)。
純正のものは書き初めのかすれがひどい。一度書き出せばあまり気にならないが、書き初めにインクが出てこないのはかなりストレスを感じるし、書き直すと紙が汚くなる。
それに比べアクロインキは流石というべき。
以上5点がLAMY2000 4色ボールペンを使ってみての印象。
これから使う度に新たな発見もあるとは思うので、ある程度使い込んだらまたレビューしてみたい。
現状としては100点満点。
紙に字を書く楽しさを思い出させてくれた素敵なペン。
アクロインキ等に替えればランニングコストも安いので、仕事や勉強のパートナーに是非購入して欲しい。(文房具オタクがそういうのだから間違いない。)